デスク周りをUSB-Cで充電できるガジェットで揃えるようにしており、充電ケーブルを統一できて省配線化が進んでいます。
ケーブルでデスク周りがごちゃごちゃしがちですが、USB-Cケーブルにまとめることで、多少なりとも綺麗になります。最近のガジェットは単体で数十Wの充電が必要になるので、高出力のUSB-C充電器は必須です。
今回はUGREENから発売している「Nexode 140W」を買ってみたので、充電能力についてレビューします。
UGREEN Nexode 140Wの外観
本体
本体サイズは縦76mm、横76mm、厚み35mmです。重さは300gで140W充電器の割にはコンパクトに仕上がっています。
ポート構成はUSB-Aが1個とUSB-Cが2個です。まずまず汎用性の高いポート構成だと思います。
充電用のコンセントプラグは収納式なので、引っかかることもなくコンパクトに持ち運べます。
ケーブル
付属のケーブルはナイロン製で非常に耐久性の高い素材です。
140W充電器の付属ですが、ケーブル自体は240Wまで耐えられるケーブルです。240Wの充電器なんて見たこともありませんが、今後登場するのでしょうか?
ケーブルが太いので曲がるのか心配になりましたが、ケーブルの屈曲性能が高くて、かなり自由度がありました。ただ、ケーブルは太いのでデスク上での存在感は隠せませんね。
UGREEN Nexode 140Wの仕様
充電能力
ユーザーマニュアルから抜粋します。
単ポートは最大140Wですが、すべてのポートが140W出力に対応しているわけではありません。USB-Cの1ポートのみ140Wです。
複数ポートを同時に使用すると、上のようになります。特にUSB-Cを2個同時に使うと、最大65Wまでしか出力できないので注意が必要です。
安全性
本体は耐火素材を使用しており、外部の熱を遮断して本体の発熱を抑えることができます。
また、毎秒800回もの温度測定を行うことで、瞬時に異常を検知可能です。
UGREEN Nexode 140Wを検証
下記の機器を使用して、充電能力を検証します。
- ROG Zephyrus G14 (150W)
- ROG ALLY (65W)
- Pixel 7 (有線30W)
1ポート使用時(USB-C)
1ポートを使用した検証をします。
ROG ALLYを充電すると約60W出力できていることが確認できます。USB-Cポートは最大140Wなので、かなり余裕がある状態です。
100W超えのROG Zephyrus G14の充電も試してみたのですが、ROG Zephyrus G14側で充電のセーブがかかって65W充電が限界でした。
3ポート使用時
3ポートを同時に使用した検証をします。
充電ポートの割り振りは下記です。
- 65W USB-C:ROG Zephyrus G14
- 45W USB-C:ROG ALLY
- 22.5W USB-A:Pixel 7
65W USB-C:ROG Zephyrus G14
充電結果は「62.6W」でした。
65WのUSB-Cポートを使っているため、ほぼ限界まで出力できています。
45W USB-C:ROG ALLY
充電結果は「43.2W」でした。
こちらのUSB-Cポートの最大出力は45Wに制限がかかっています。カタログ値通りの結果でした。
22.5W USB-A:Pixel 7
充電結果は「7.4W」でした。
USB-Aは最大22.5Wまで出力できるはずですが、Pixel 7では7W程度が限界でした。ちなみに、iPhone 15 Proを充電すると、充電の認識すらしません。
他にも機器を接続しましたが、22.5Wまで出力することはできませんでした。
全ポートを同時に使用した時の検証結果です。USB-Aのみ期待値とは異なりましたが、他のポートは期待通りの結果でした。
UGREEN Nexode 140Wの感想
単ポートの性能検証は行えませんでしたが、複数同時使用時の充電性能はカタログ値通りとなっていて、満足できるUSB-C充電器でした。
これまでもUGREENの充電器を使ってきた経緯があるので、問題ないとは思っていました。ただ、USB-C充電器の価格が1.5万円もする高級品のため、絶対に失敗したくありません。
やっぱり、ある程度の高額商品は有名メーカーか使用実績のあるメーカーを選ぶようにしたいですね。
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