Ankerから新しく発売された「MagGoシリーズ」はiPhone 13/12シリーズ専用アクセサリーです。
カラバリもiPhone 13と同色を用意していて、iPhone 13に組み合わせるとメーカー純正品のように見えます。「MagGoシリーズ」は5種類展開しており、スマホリングから充電器ステーションまで完備。
私はiPhone 13用のモバイルバッテリーが欲しかったので、「622 Magnetic Battery」を購入してみました。
今回は、Ankerの「622 Magnetic Battery」をレビューします。
622 Magnetic Batteryの詳細
デザイン
私はiPhone 13 Pro Maxのシエラブルーを使っているので、色を合わせて「ブルーカラー」を選びました。


上側の円状になっている箇所がMagSafe対応になっています。

底面側にUSB Type-Cと電源ボタンがあります。他の面には何もありません。


フタのようなカバーを折り曲げることで、スマホスタンドの代わりにもできます。


折り曲げたカバーの強度は高くありませんが、普通に使う程度なら強度は十分です。
iPhone 13 Pro Maxに装着
iPhone 13 Pro Maxとのサイズ感と装着したときの見た目にふれます。

iPhone 13 Pro Maxに装着すると、あまり大きく感じないかもしれませんが、「622 Magnetic Battery」は結構大きいです。

「622 Magnetic Battery」の厚みはApple純正シリコーンケースとほぼ同じです。
スペック
- サイズ:約 105 x 67 x 13 mm
- 重さ:約140g
- USB-C入力:5V = 2.4A(最大 12W)
- USB-C出力:5V = 2.4A(最大 12W)
- ワイヤレス出力:最大 7.5W
- 容量:5000mAh
より詳細は公式HPを参照ください。
MagSafeに未対応デバイスにも使える
「622 Magnetic Battery」はiPhone 13/12専用アクセサリーですが、ワイヤレス充電に対応したデバイスなら充電ができます。
もちろん、MagSafeに対応していないスマホ等は、マグネットでくっつけることはできません。平置きのワイヤレス充電器と思ってください。
公式にはiPhone 13/12専用と書いてあるので、使えないデバイスもあるかもしれませんが、私が使っているデバイスは充電できました。

- Apple iPhone 11 Pro
- Apple AirPods Pro
- Google Pixel 6
- Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro
おそらくワイレス充電に対応したデバイスなら使えると思います。
Lightningケーブルが不要になる
iPhoneシリーズの最大のデメリットはLightningケーブルを採用していることです。欧州がUSB Type-Cを義務付けたことで、2022年のAppleデバイスはUSB Type-Cに切り替わると予想します。
しかし、iPhone 13シリーズはまだLightningケーブルを採用しているため、どうしてもLightningケーブルが必要になります。
「622 Magnetic Battery」からiPhoneを充電することで、充電に必要な有線ケーブルはUSB Type-Cのみです。私のように色々な場所で作業をする人にとって、持ち運ぶ物が減るので助かります。

iPhone以外にAirPods ProもLightningケーブルなので、こちらもワイヤレス充電に変えれば、有線ケーブルはUSB Type-Cの1本にまとめられます。
USB Type-Cの位置が悪い
なぜ充電用のUSB Type-Cの端子口をその位置にしたのか? Ankerに聞きたくなります。構造上の都合で仕方がないのだと思いますが、位置が良くないです。
「622 Magnetic Battery」の特徴の一つに、スマホスタンドとしても使えることがあります。スマホスタンドとして使いながら、iPhoneを充電できるので非常に便利です。

しかし、「622 Magnetic Battery」をスタンドに変えた時に、USB Type-Cの端子口の位置が底面側にきます。つまりスタンドにしていると、USBケーブルが接続できず同時充電が行えません。
iPhoneと「622 Magnetic Battery」を同時に充電するためには、平置きで充電しなければならずスタンドとして機能できないわけです。
USB Type-Cの位置が側面だったら、モバイルバッテリーとしてだけでなく、据え置きの充電スタンドとしても使えたのにと残念でした。
mini以外のiPhone 13シリーズは満充電できない
「622 Magnetic Battery」の容量は5000mAhのため、iPhone 13シリーズを満充電できそうですが、Anker公式で「できない」と書かれています。

iPhone 13/12 Pro Maxの容量は約4,400mAhなので、満充電できそうですが無理なようです。
常時装着使用は重すぎて無理だと思う

MagSafeを利用してiPhoneの背面にくっつけることができるので、「622 Magnetic Battery」を装着すると非常に重くなります。私はPro Maxに使っているため、装着して使用すると約400gになり腕がつりそうになほど重いです。
ただし、マグネットは非常に強力でiPhone 13 Pro Maxでも全く落ちません。
また、スマホの厚みがざっと倍になり、ズボンのポケットに入れるのは難しくなります。ポケットが膨らみすぎて、正直格好悪いです…
MagSafe対応なので常時装着できますが、現実的には「必要な時にだけ使う」という使い方になるでしょう。
まとめ
「622 Magnetic Battery」はiPhone 13/12シリーズ専用として作られただけあり、デザインも合わせやすく便利なモバイルバッテリーです。
特にカラバリがiPhoneと同色で用意されているため、装着していても違和感なく使えます。スマホスタンドとしても使えることで、手で持つ必要がなくなり動画鑑賞も快適です。
USB Type-Cの端子位置や電池容量が少ないなどの不満点は残りますが、全体的な出来栄えは良く「さすがAnker!」と思いました。
iPhone 13/12シリーズを使用している人にとって、1つは持っていても良いモバイルバッテリーです。
MOFTのMagSafe対応スタンドもおすすめ!!
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