Logicool MXシリーズのMX KEYS(KX800)を購入しました。
私は複数のPCを使っているため、必然的に机の上が多くのキーボードとマウスに占領されていきます。机の上は作業スペースとして使いたいので、複数のキーボードやマウスを置きたくありません。
購入したLogicool MX KEYSはパンタグラフでありながら打鍵感が良く、マルチペアリングに対応しています。
ここでは、Logicook MX KEYSのレビューをします。
※Logicool MX KEYS miniも買いました!レビューはこちらから!!
Logicool MX KEYSの詳細
スペックとデザイン
スペック
- サイズ:20 x 430 x 132 mm
- 重量:810g
- カラー:グラファイト
- リチウム電池パック:電池内蔵
- マルチペアリング:3台まで対応
- 接続方式:USBレシーバーかBluetooth
- 充電方法:USB-Type C
- キースイッチ:パンタグラフ
より詳細は Logicool公式サイト を参照下さい
デザイン
本体がメタルプレートによって覆われているので、とても丈夫な構造です。キーボード裏面に滑り止めが付いているため、タイピング時でも滑りません。
キーボード右上には電源スイッチと充電用のUSB-Type Cが付いています。
キーボードの傾きは固定になっています。
キースイッチ
Logicool MX KEYSのキースイッチはパンタグラフです。
キースイッチの指が当たる部分は凹みがあり、タイピング時に指がフィットするため、安定した使用ができます。
キースイッチのバックライトは手が近づいた瞬間に点灯し、照明条件に合わせて自動的に明度調整が可能です。そのため不要なバッテリー消費を防ぐことができます。
簡単に4種類のキースイッチの種類について解説します。
メンブレン
価格は非常に安いですが、打鍵感は微妙です。家電量販店で売っているのは、ほとんどこれになります。
パンタグラフ
価格の安さに加えて、キーが薄く軽いという特徴を持ちます。静音性に優れていますが、キーストロークが浅く打鍵感は「ペチペチ」であまり良くありません。
メカニカル
価格は高いですが、打鍵感はかなり良いです。いわゆるゲーミングキーボードに多く採用されています。 特徴的なのは、メカニカルの中にもさらに区分けがあることです。「赤軸」、「茶軸」、「青軸」、「銀軸」、「黒軸」があり、 打鍵時の打鍵感が良いもの、静穏性重視やキースイッチが反応するストロークを浅くして、反応速度を重視したものなど色々あります。
おすすめのメカニカルキーボード 「Logicool K835 TKL」のレビューはこちらから↓
静電容量無接点
価格は非常に高いですが、キースイッチが物理的に接触しないため、耐久力がかなり高いことが特徴です。また打鍵感もかなり良いと言えます。 東プレのREAL FORCEやHHKBがあげられますが、Amazon等で検索してみて下さい。価格が3万円くらいする高級品です。
Logicool MX KEYSの打鍵感
Logicool MX KEYSの打鍵感はかなり良く、パンタグラフと思えないくらい素晴らしいと思います。
一般的にパンタグラフのキーボードは押した感じがしないため、快適な打鍵感が得られません。しかし、Logicool MX KEYSは他のパンタグラフに比べて、キースイッチを押している感があります。
タイピング時の静音性は非常に高く、私が使ってきた色々なキーボードの中でも、最高クラスの静音性です。静音性を求めるのなら、パンタグラフが良いと思います。
赤軸のメカニカルキーボードは静音性に優れていますが、それでもパンタグラフキーボードの上です。もちろん快適な打鍵感は赤軸のメカニカルキーボードのほうが圧倒的に優っています。
Logicool MX KEYSのペアリング方法
ペアリング方法はUSBレシーバー(Unifying)とBluetoothの2種類があります。
2種類のペアリング方法について解説します。
USBレシーバー(Unifying)のペアリング方法
Windows: 「Fn」+「P」を3秒間押して、USBレシーバーをPCに挿す。
Mac: 「Fn」+「O」を3秒間押して、USBレシーバーをPCに挿す。
Bluetoothのペアリング方法
キーボード右上のペアリングボタンから行います。
ペアリングさせたい番号「1~3」の1つを3秒間押すと、押した番号がペアリングモードになります。
Logicool MX KEYSのファンクションキーの切替
キーボード上部のファンクションキー(Fn)はF1〜F12の役割以外にも、メディア機能として設定可能です。
初期設定はメディア機能に設定されているため、ファンクションキーを使うには「Fn」+「F1〜F12」を押す必要があります。
私はメディア機能よりファンクションキーとして使いたいので、設定を切り替えています。
切替方法は「Fn」+「Esc」です。
機能を切り替えたので、逆にメディア機能を使う場合は「Fn」を押す必要があります。他にも「Logicool Options」というソフトからも変更できます。
Logicool MX KEYSとCRAFTの違い
MX KEYS(KX800s)とCRAFT(KX1000s)の違いは「クリエイティブ入力ダイヤル」が付いているかいないかです。
クリエイティブ入力ダイヤルは対応したアプリケーションにおいて、固有の操作設定ができます。また音量調整などの機能を割り当てることも可能です。
金額も結構な差があります。(Logicool公式サイトからの抜粋です。)
Logicool MX KEYS:15,950円
Logicool CRAFT:21,780円
Logicool CRAFTとどちらを買うか迷う人も多いと思います。
Logicool MX KEYSも高価なキーボードのため、ここまでお金を出したならLogicool CRAFTを買っても良いかなと思っていました。
買わなかった理由は、クリエイティブ入力ダイヤル追加に+6,000円は高いと思ったからです。
Logicool MX KEYSの気になるところ・・・
Logicool MX KEYSは良くできたキーボードですが、気になる点もあります。私の気になる点を列記したので、購入時の参考にして下さい。
価格が高い
何はともあれ価格が高いです。LogicoolのMXシリーズなので、高いのは当然かもしれませんが、簡単に買える金額ではありません。
Logicool MX KEYSはメカニカルキーボードでもなく、単なるパンタグラフキーボードです。
パンタグラフキーボードはコスパが売りのキーボードだったはず。事務用途のパンタグラフキーボードで16,000円は高いと言わざるを得ません。
誰もが買う必要はない
マルチペアリング不要な人は買わなくていいと思います。
Logicool MX KEYSの最大の魅力はマルチペアリングです。ボタン1つで接続デバイスを切り替えることができ、OSに捕らわれないためWindowsやMac、またはタブレットにも使用可能です。
接続デバイスが1つと決まっているのなら、他のキーボードを買ったほうがいいと思います。16,000円出せば、かなり選択できるキーボードがあるためです。
Logicool MX KEYSは高品質・高性能ですが、決してコスパに優れたキーボードではありません。
マルチペアリングのみ目的であれば、LogicoolのK780(テンキー有)やK380(テンキー無)でもいいでしょう。
角度調整機能は無い
キーボードの角度を調整することができません。キーボードの構造自体が傾いているため、ある程度の傾斜はあります。
価格が安いキーボードであれば、角度調整機能が無くても構いません。しかし、このLogicool MX KEYSは高級キーボードなので、角度調整機能を付けるべきと思います。
Logicool Parm Restも一緒に購入済
MX KEYSと一緒にParm Restも購入しました。
Logicool Parm Restは薄く弾力があり、しっかりと手首を支えてくれます。
私はリストレストを使う派です。特にブログや記事を執筆するようになってからは、手首が慢性的に疲れるようになりました。そのため少しでも手首の疲れを軽減するために、リストレストを導入しています。
リストレストのメリットはキーボードと手首の高さを同じにできることです。特に厚みのあるメカニカルキーボードを使う人は、リストレストの有無による違いを感じることができます。
まとめ
Logicool MX KEYS(KX800s)は非常に機能性の高い、隙のない完成度を誇るキーボードです。事務作業用キーボードの完成形と私は感じています。
特に複数のPCを使っている人にとって、マルチペアリングは非常に便利です。
しかし、全ての人に購入をおすすめしようとは思いません。高価なキーボードなので、購入前に一度は店頭で触れてみるといいでしょう。
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