【レビュー】1万円以下で高いノイズキャンセリングを搭載した「SOUNDPEATS Mini Pro」を紹介

イヤホン・ヘッドホン

1万円以下で購入できるワイヤレスイヤホンの種類が増え、各メーカーから発売されています。

コスパの良いワイヤレスイヤホンを発売している「SOUNDPEATS」から、コンパクトで高音質のワイヤレスイヤホン「SOUNDPEATS Mini Pro」が登場しました。

1万円以下のワイヤレスイヤホンであっても、外音取込やのノイズキャンセリングなど様々な機能を搭載しています。

今回は「SOUNDPEATS Mini Pro」のレビューをします。

SOUNDPEATS様からサンプル品をご提供頂いています

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SOUNDPEATS Mini Proの詳細

デザイン

パッケージはしっかりしています。

ホワイトカラーを提供いただきました。

付属品はイヤーピース・充電用のUSB-Cケーブル・取説です。

ケース

ケースはサラサラした感触で手触りがよく、低価格なイヤホンによくある安っぽいプラスチック素材ではありません。

背面に充電用のUSB-C端子があります。

安いイヤホンはフタの作りが悪くカタカタしますが、「SOUNDPEATS Mini Pro」はフタのヒンジが良くパチッと閉められます。

イヤホン

タッチ操作で各種の指示が行えます。

スペック

メーカーHPより抜粋

  • 充電ケース+イヤホン両側の重量:37.5g
  • イヤホン本体 充電時間:2時間
  • バッテリー容量:ケース300mAh, イヤホン45mAh
  • 充電ポート:USB Type C
  • Bluetoothバージョン:5.2
  • 対応コーデック:aptX-Adaptive, aptX, AAC, SBC
  • 防水規格:IPX5

「VGP 2022」金賞およびコスパ大賞を受賞しています。

Image Credit VGP

高音質なサウンドを体感できるaptX Adaptiveに対応

Image Credit SOUNDPEATS

SOUNDPEATS Mini Proは最近のAndroidスマホに採用されている、「aptX Adaptive」というBluetoothコーデックに対応しています。

「aptX Adaptive」は一般的な「SBC」やiPhoneに採用される「AAC」よりも高音質で低遅延です。1万円以下の安価なワイヤレスイヤホンは「SBC」か「AAC」対応が多く、あまり「aptX Adaptive」は対応していません。

本製品が本当に「aptX Adaptive」に対応しているか気になったので、調べてみました。

Xiaomi 12 設定画面

確かに「aptX Adaptive」に対応していることが分かりました。私が今回使用したスマホ「Xiaomi 12」はSnapdragon Sound認定品で96kHz/24bit対応です。

「aptX Adaptive」を使用する上で最も注意するべきことは、使用する音楽再生デバイスが「aptX Adaptive」に対応しているかどうかです。また、iPhoneは「SBC」と「AAC」にしか対応していないため、「aptX Adaptive」は使用することができません。

「aptX Adaptive」対応機種の調べ方は「Qualcomm aptX」に使用デバイスを入力して、対応するBluetoothコーデックを確認しましょう。

CVC8.0対応でクリアな音声通話

Image Credit SOUNDPEATS

CVC8.0 ノイズキャンセリングに対応しているため、通話時の雑音を抑えることができ、クリアな音声を電話相手に届けることが可能です。

そのため、CVC8.0は通話相手へのノイズ低減であり、音楽鑑賞時にクリアな音が聞こえるなど、自分自身へのノイズキャンセリング効果はありません

CVC8.0の効果対象を間違えないようにしましょう。

ANC(アクティブノイズキャンセリング)機能を搭載

Image Credit SOUNDPEATS

ANCとは、「アクティブノイズキャンセルリング」のことであり、周囲の雑音を抑えることでクリアな音源を再生できる機能のことです。

前項のCVC8.0は通話相手が聞こえる音声のノイズ低減でしたが、ANCは自身へのノイズ低減効果があります。

電車やカフェのように雑音が多い場所で音楽を聴く人にとって非常に重要な機能です。逆に静かな環境でしかワイヤレスイヤホンを使わなければ、優先度は低いでしょう。

コンパクトで軽いので長時間使用にも快適

製品名にminiが付くだけあり、とても軽量です。

SOUNDPEATS Mini Pro

全部込みで37.8gでした。

SOUNDPEATS Mini Pro

イヤホン本体だと5g以下です。

私が使用している「Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro」と、デザインに一目惚れして購入した「AVIOT TE-D01q2」とも重さを比較してみます。

Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro
AVIOT TE-D01q2
Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro
AVIOT TE-D01q2

他メーカーと比べても「SOUNDPEATS Mini Pro」が軽いと分かりました。やはり長時間使用するなら軽量モデルがよく、耳が疲れにくいと感じます。

Apple AirPods Pro

すべてのiPhoneユーザーにおすすめしたい「Apple AirPods Pro」は5.3gでした。

1週間使ってみた感想

高音質で耳当たりのいいサウンド

さすが「aptX Adaptive」に対応しているだけあり、音質は非常に良く不満はありません。最高音質の「LDAC」は不安定な接続に悩まされたので、「aptX Adaptive」の安定感に感心しました。

私はブログやライター業務をカフェで執筆することが多く、強力なANCモードはとても助かります。しかし、外音取込モードの性能は高いと言えず、標準モードと大差を感じません。ただし、以前使用したSOUNDPEATS T2と比較すると、屋外使用時の「サー」というノイズはしっかり抑えられていました。

音域の強弱は低音の強いドンシャリではなく、耳当たりの良いフラットなサウンドです。

軽く外れにくいので装着時のストレスはない

コンパクトサイズなので、耳から外れてしまわないか心配でしたが、使ってみるとフィット感は良かったです。

私はジムでのトレーニング中は常にイヤホンで音楽を聴いています。トレーニング中にイヤホンが外れると非常にストレスを感じますが、ルームランナーを時速12kmにしても外れたことがありません。

イヤーピースも複数サイズ用意されているので、自分の耳に合ったサイズを選べば高い装着感を得られます。

コストパフォーマンスは高い

1万円以下のワイヤレスイヤホンとしては、非常に高い完成度を備えていると感じました。

最近のワイヤレスイヤホンは1万円以下でもノイズキャンセルと外音取込を搭載していることが多く、機能量としては他メーカーとの差は感じません。ただし、1つ1つの機能の完成度が高いため、しっかりと使える機能に仕上がっていると思います。

機能の充実性と価格を考えると、コストパフォーマンスの高いワイヤレスイヤホンです。

Androidユーザーにおすすめだが、iPhoneユーザーには微妙

SOUNDPEATS Mini Proは低価格でありながら、「aptX Adaptive」に対応していることが特徴です。iPhoneはSBCかAACにしか対応していないので、高音質のサウンドを聴くことができません。

そうなると、SBCとAACに対応したより低価格のワイヤレスイヤホンを購入したほうがいいと思います。

SOUNDPEATS Mini ProはAndroidユーザー向けであり、iPhoneユーザー向けではないと感じました。

まとめ

1万円以下のワイヤレスイヤホンを探しているなら、SOUNDPEATS Mini Proは非常におすすめです。

低価格帯なら他にはAnker、JBL、AVIOTが対抗メーカーになりそうですが、癖のないサウンドを楽しみたいなら、SOUNDPEATSだと思います。逆に特徴のない音とも取れますが、長時間使用を考えているなら、癖はあまり無いほうがいいです。

SOUNDPEATSのワイヤレスイヤホンを合計で3個使ったことになりますが、今回の「SOUNDPEATS Mini Pro」が一番完成度が高いと思います。

価格も安く機能も充実しているので、万人が使用できるワイヤレスイヤホンに仕上がっていると感じました。

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