2020年あたりからUMPCが活発になりました。みなさんも「UMPC」という言葉を知っていますか?
UMPCとは「Ultra-Mobile PC」とのことで、2006年3月にマイクロソフトやインテルなどが発表した規格のことです。
簡単に言ってしまえば、ノートパソコンよりさらにコンパクトなノートパソコンですね。UMPCを購入して1年以上経ちましたが、正直あまり使っていません。決して悪くないのですが、使う必要が見出せないからです。
今回は、UMPCの「Magic-Ben MAG1」をレビューします。
Magic-Ben MAG1の詳細
デザイン
完全に無地でメーカーすら書いてありません。
排熱用ファンが搭載されています。
Micro HDMI、3.5mmイヤホンジャック、SIMスロットがあります。本モデルはLTE対応なので、SIMによるネットが可能です。
MicroSD、USB Type-C(PD)、USB 3.0があり、おおよその端子は揃っています。
ディスプレイはタッチ対応です。ほとんど使いませんが、たまに画面スクロールをタッチ操作します。
ディスプレイの最大傾斜角度です。2in1のように360°回転はしないので注意して下さい。
私が購入したモデルは英語配列です。キーボード右側のキースイッチが小さくなっています。UMPCでは普通の配列ですが、一般的なノートパソコンからすると変則配列です。
右上の電源ボタンの右側は指紋センサーです。ログイン時に指紋を読ませることで、PIN入力が不要になります。
スペック
- OS:Windows10 Home
- CPU:intel Core i7-8500Y
- メモリ:16GB
- SSD:512GB
- ディスプレイサイズ:8.4 インチ
- 幅 × 高さ × 厚さ:20.7 x 14.7 x 1.8 cm
- 重量:690 g
CPUはCorei7ですが、コア数2でスレッド4と寂しい性能です。
Magic-Ben MAG1は使えるのか?
UMPCはスペックが低いものが多く、性能面で不満が残ります。しかし、「Magic-Ben MAG1」はモバイル向けですが、intel Corei7-8500Yとメモリ16GBを搭載しています。
Corei7を冠していますが、スペックは高くありません。
UMPCの用途を考えれば高負荷な作業は行わないため、特に問題ないスペックと言えるでしょう。例えば、ExcelのVBAなら十分動きます。
なぜ使わなくなったのか考えてみます。
スマホとタブレット向けコンテンツが発達し、ブラウザもモバイル向けに開発されているため、わざわざUMPCまで使う必要がないからです。
スマホやタブレットの性能が飛躍的に上がり、UMPCのCorei7よりも遥かに高性能です。タブレットもキーボードが使える様になり、簡易なパソコンとして使用できます。そのため、UMPCの需要が伸びなかったと思います。
UMPCはガジェット好きな人に、かなりグッとくるガジェットだと思います。
まとめ
UMPCは決して使えないガジェットではありません。
ただ、スマホとタブレットの性能が上がりすぎたことで、使う必要がなくなりました。UMPCのメリットはあります。OSがWindowsのため、作業に制限がありません。
今後もタブレットがよりパソコンに近づいていくと思われるので、UMPCの出番はないかもしれません。iPad ProのM1チップ化で、もはやアプリが使えるMacbookです。
あまり使うメリットはないかもしれませんが、どうしてもWindowsを使いたいという人向けかと思います。
コメント