Macbook AirとMac miniの両方を持っている私ですが、うまく使い分けができているので置物にならずに済んでいます。
両方必要かと言われればそうではなく、Macbook Air 1台だけでも十分だと思っています。これはMac miniを買ったからこそ分かることで、両方を使うのは贅沢かもしれません。
Macbook AirとMac miniの違いやどっちを買うべきか考察します。
Macbook AirとMac miniの違いとは?
Macbook Airについて
正直に言ってしまうと、Macbook Airを持っていれば、大抵のことは不満なくできます。
カスタマイズしていないM1 Macbook Airでも素晴らしい動作ですが、メモリを16GBに増設すると動画編集も十分快適です。
Macbookにはクラムシェルモードというデスクトップのように使えるため、モニターやキーボード等の外部機器を接続すれば作業効率も確保できます。
よく外部モニターへの出力数は1画面と言われていますが、USBドッグを使えば2画面出力もできます。
そしてMacbook Airは軽量な13インチサイズなので、どこにでも持ち運ぶことができ、同じ環境で作業を行うことが可能です。
メリット
- どこへでも持って行けるのでMacbook Air 1台で全てが完結できる
- クラムシェルモードを使えばデスクトップPCと同じ環境を構築可能
- M1チップ搭載モデルは高性能なのに価格が安い
デメリット
- クラムシェルで使うときに、いちいちMacbook Airを開閉する必要がある
(私がMac miniを買った理由です) - M2チップ搭載モデルは価格が高いので、M1チップに比べてコスパがいいと思えない
(お金に余裕があるなら、もちろんM2チップをおすすめします)
Mac miniについて
M2チップを搭載したMac miniが2023年2月に発売されました。これの何が凄いかというと、M2チップの標準モデルなら、84,800円(税込)で買えるという衝撃的な価格です。
Macbook AirはM1チップとM2チップの2モデルから選べますが、M2チップのほうが3万円も価格が高く設定されています。
Mac miniはキーボードやマウスといった外部機器が何も付属していないので、すべて自分で揃えなければいけません。これはデメリットと言えますが、Macbook Airをクラムシェルで使っている人にとっては、外部機器を使いまわせるので気にならないと思います。
メリット
- 外部機器を持っていれば、最新のM2チップ搭載モデルをかなり安く使うことができる
- 電源ボタンのON/OFFが楽で手間にならないので、シャットダウンが気にならない
(意外とすごく重要)
デメリット
- 持ち運べないので作業環境を同じにできない
- 外部機器を持っていないと、追加で3万円くらい必要になる
Macbook AirとMac miniの価格差
10コアGPU搭載のM2チップ搭載モデルでMacbook AirとMac miniを比較します。
M2 Macbook AirとM2 Mac miniのチップ以外にメモリ(8GB)とストレージ(256GB)も合わせています。
- M2 Macbook Air:180,800円(税込)
- M2 Mac mini:84,800円(税込)
価格差がおよそ10万円もあることがわかります。もちろん、Mac miniは外部ディスプレイ、マウスやキーボードも購入する必要はありますが、よほどハイエンドな外部機器を買わない限り、10万円もしません。
外にパソコンを持ち出すことがなければ、M2 Mac miniを購入することをおすすめします。
Macbook AirとMac miniのチップ、メモリ、ストレージを比較
チップ
Macbook AirとMac miniは選べるチップが異なるので、基本性能が変わってきます。Mac miniはより上位のM2 Proチップを選択できることが、大きいメリットです。
Macbook Air
- M1チップ (8コアCPU、8コアGPU、16コアNeural Engine)
- M2チップ (8コアCPU、8コアGPU、16コアNeural Engine)
- M2チップ (8コアCPU、10コアGPU、16コアNeural Engine)
Mac mini
- M2チップ (8コアCPU、10コアGPU、16コアNeural Engine)
- M2Proチップ (10コアCPU、16コアGPU、16コアNeural Engine)
メモリ
メモリ量は搭載できるチップで上限が異なり、高性能なチップほどカスマイズできるメモリ量は大きくなります。
Macbook Air
- M1チップ:8GB、16GB
- M2チップ:8GB、16GB、24GB
Mac mini
- M2チップ:8GB、16GB、24GB
- M2 Proチップ:16GB、32GB
ストレージ
ストレージもメモリと同様に高性能なチップほど搭載できる上限数が大きくなります。さすが、M2 Proチップはクリエイター向けデスクトップになるため、最大ストレージ量が圧倒的な8GBです。
Apple製品の全般に言えることですが、ストレージを増設すると異様に価格が高くなります。外付けSSDやグラウドドライブに保存するほうが、バックアップにもなるのでおすすめです。
Macbook Air
- M1チップ:256GB、512GB、1TB、2TB
- M2チップ (8コアGPU):256GB、512GB、1TB、2TB
- M2チップ (10コアGPU):512GB、1TB、2TB
Mac mini
- M2チップ:256GB、512GB、1TB、2TB
- M2 Proチップ:256GB、512GB、1TB、2TB、4TB、8TB
Macbook AirとMac miniはどちらを購入するべきか
どちらか一台を買うのであれば、Macbook Airをおすすめします。
ひと手間ありますが、クラムシェルを使えばデスクトップとほぼ同じように使えます。そして、軽量な13インチのサイズは携帯性と作業性を両立しているからです。
価格はMac miniのほうが最新チップのM2を搭載しつつ抑えられていますが、モニターがないことや持ち運びができないことがネックだと思います。
Mac miniは2台目の自宅専用パソコンとして購入するか、自宅以外ではパソコンを絶対に使わない人向けです。
M1 Macbook AirとM2 Mac miniのレビューを書いていますので、詳しくは下記リンクを参照ください。
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