【レビュー】最高の打鍵感!Logicoolの激薄メカニカルキーボード「G913 TKL」を購入

キーボード

前々から気になっていたLogicoolの薄型メカニカルキーボード「G913 TKL」を購入しました。G913 TKLはメカニカルキーボードでありながら、メカニカルとは思えないほど薄いキーボードです。

ゲーミングキーボードに相応しいカスタマイズ性や、有線に劣らない無線性能を誇っています。まさにゲーミングキーボードと呼べる性能ですが、30,000円程度するため簡単に買える金額ではありません。

「Logicool G913 TKL」を買うか迷っているが、買って失敗したくないという人に参考になればと思います。

Logicool G(ロジクール G) ゲーミングキーボード テンキーレス ワイヤレス G913 TKL 薄型 GLスイッチ タクタイル 日本語配列 LIGHTSPEED 無線 Bluetooth 接続対応 LIGHTSYNC RGB G913-TKL-TCBK 国内正規品
Logicool G(ロジクール G)
¥31,130(2024/10/09 02:05時点)
【Logicool G G913 テンキーレス ワイヤレスゲーミングキーボード】LIGHTSPEED ワイヤレス、3種のGXスイッチ、LIGHTSYNC RGBなど先端の機能を装備した上級モデルG913はコンパクトサイズのテンキーレス版が登場。
スポンサーリンク

Logicool G913 TKLの詳細

デザイン

本体

私が購入したモデルはブラックカラーのリニア軸になります。

キースイッチの配置やサイズは標準的なので、打ちにくいなどは感じません。キースイッチに日本語刻印がなく、非常にスッキリとしています。

これまでに一度も日本語入力をしたことがないため、私にとって日本語刻印は必要ありません。ゲーミングキーボードを使うような人には、ローマ字入力で十分でしょう。

G913 TKLの特徴であるキーボードの薄さを確認します。キースイッチとベースの両方が非常に薄く作られていて、メカニカルキーボードとは思えない薄さです。

左:MX KEYS、右:G913 TKL

G913 TKLはパンタグラフキーボードの最上位「MX KEYS」に迫るほどの薄さ!

充電端子はマイクロUSBを採用しており、キーボード上部に端子が搭載されています。

キーボード左上に接続切替やLED輝度切替ボタンがあります。

キーボード右上にはメディア用のスイッチが搭載されています。一番右上の音量調整ローラーが想像以上に使いやすく、ローラースイッチにも関わらず微量な調整も可能です。

キーボードの傾傾斜は3段階で調整できます。私は一番傾斜角の鋭い状態が好みでした。

付属品

付属品は主に下記の3種類と取説です。

USBレシーバー
USB A ⇔マイクロUSB変換機
マイクロUSBケーブル

この中で最も重要な付属品はUSBレシーバーになります。このUSBレシーバーにより、Bluetoothではない高速無線接続が可能です。

G913 TKLとUSBレシーバーの物理的距離が離れそうな場合、付属のUSBケーブルとUSB変換機で延長させられます。

私はUSBレシーバーをUSBハブに接続しているため、USBケーブルを使った延長はしていません。

スペック

  • サイズ:長さ:150mm 幅:368mm 高さ:22mm
  • 重量:810g(ケーブル除く)
  • ケーブル長さ:1.8m
  • 接続方式:ワイヤレス(LIGHT SPEED対応)
  • 充電端子:マイクロUSB
  • バッテリー駆動時間:40時間(輝度100%)

詳細は公式HPを参照ください。

最高クラスの打鍵感

G913 TKLはメカニカルキーボードとは思えないほど、薄型のキーボードです。そのため、キーストロークが一般的なメカニカルスイッチより浅く、G913 TKLは2.7mmを採用しています。

定番のCHERRY MXのキースイッチはキーストロークが4.0mmなので、30%ほどキーストロークが短く、キースイッチの沈み込みは浅くなります。

キーストロークが浅いことにより、キースイッチの入力操作が早くなりました。1個のキースイッチを押す時間が30%カットされるので、一日に3000文字程度入力すると効果が実感できます。これまで使ってきたキーボードの中で最高の打鍵感です。

深い打ち込みを好む人には、G913 TKLはおすすめできません。

今まで使っていたメカニカルキーボードよりもキーストロークが浅いため、キースイッチを押している感は薄れています。G913 TKLはメカニカルキーボードとパンタグラフキーボードを足して割ったような感じです。

私はキーストロークの浅いキーボードが好みですが、打鍵感が悪いのは嫌いなので、ブログ執筆パソコンは「Logicool MX KEYS」を使っています。

G913 TKLはゲーミング用パソコンに使っている「Logicool G PRO X」と入れ替えて使う予定です。

遅延のないワイヤレス接続

Logicool Gシリーズのワイヤレス接続のメリットは、Logicool独自技術の「LIGHTSPEED」により遅延が発生しないことです。

ゲーミングキーボードはキー入力時の遅延が致命的になるため、通信速度や安定性を考慮して有線接続キーボードが使われます。

しかし、有線接続は机上にケーブルが散乱するため、見た目がよくありません。取り回しの悪さもあり、できる限りワイヤレス接続にしたい人も多いのでしょう。

「LIGHTSPEED」に対応したゲーミングデバイスはワイヤレス接続でありながら、有線接続と変わらない通信速度と安定性があります。

私は 「LIGHTSPEED」 に対応したゲーミングデバイスを積極的に使っていますが、有線接続のゲーミングデバイスより価格が高いことがデメリットです。

長寿命なバッテリー駆動時間

充電方法はマイクロUSBによる有線方式を採用しています。残念ながらUSB Type-Cには対応していないので、注意が必要です。

1回のフル充電で40時間駆動(輝度100%)が行えるため、輝度を下げるとほとんどバッテリーは消費しません。また、電池残量が減ってきたときはインジケータが点灯します。

一定時間操作をしないと自動的に輝度が下がるので、輝度100%にしても常時最大点灯ではありません。USBケーブルを挿せば、充電しながら使用できます。

使用開開始してから1週間ほどになりますが、バッテリーはほとんど減っていません。あまり神経質になる必要はないと思います。

キースイッチ軸は3種類

G913 TKLのキースイッチは一般的なメカニカルスイッチとは異なり、独自の薄型GLスイッチを採用しています。

Image Credit Logicool
スイッチGLタクタイルGLリニアGLクリッキー
軸種類茶軸赤軸白軸
アクチュエーション ポイント1.5mm1.5mm1.5mm
キーストローク2.7mm2.7mm2.7mm
平均押下圧50gf50gf50gf
タクタイル圧60gf60gf
キースイッチの詳細

軸色の構成は「茶軸・赤軸・白軸」の3種類で、この白軸がクリッキーとなり青軸と言われるものです。

ただし、通常のクリッキーに比べて、GLクリッキーは静音性に優れています。キーストロークの影響もあるかもしれませんが、通常のクリッキーの打鍵音が好きな人は注意が必要です。

Logicool公式HPから各キースイッチの打鍵音を確認することができるので、一度打鍵音を聞いてみるといいでしょう。下記にリンクを貼るので確認してみて下さい。

キーキャップを外してGLスイッチを見ていきます。

G913 TKL
G PRO X (一般的なメカニカルスイッチ)

キーキャップの取り付け方が異なり、G913 TKLはキーキャップ側がピンになっています。私の所感になりますが、G913 TKLはキーキャプを取り付けるときに、キーキャップ側のピンが折れそうで心配でした。

簡単にピンは折れないと思いますが、あまり雑に扱わない方がいいです。

Macとも接続可能

Image Credit Logicool

専用アプリのLogicool G HubはWindows版だけでなく、Mac版も展開されています。使用するOSに偏らず使用できるため非常に便利です。

しかし、G913 TKLのキー配列はWindows専用になっています。よくMacと兼用できるキーボードはWindowsとMacのキー配列が刻印されていますが、G913 TKLはMac用のキー配列の刻印はありません。

そのため、ただMacとも接続が可能なだけで、本当の意味でMacに対応しているとは言えないでしょう。

初めからMacで使用する予定なら、私はG913 TKLを推奨しません。G913 TKLはゲーミングキーボードなので、Windowsで使ってこそ価値があります。

WindowsとMacの両方に使用するなら「Logicool MX KEYS」がとてもおすすめです。

Logicool G PRO Xと比較してみてどうか?

Logicoolのテンキーレスといえば「G PRO X」を使っている人も多いのではないでしょうか?

G PRO Xのキースイッチは青軸が初期搭載されていますが、別売りのキースイッチを使用することで軸種類を自由に変えられます。

Logicool G PRO Xのレビューはこちらから。

外観の比較

上:G PRO X、下:G913 TKL

上面から見た時のサイズ感はほぼ同じで、キースイッチの配置もほぼ一緒です。ただし、側面から見た時の厚さが全く違います。

左:G PRO X、右:G913 TKL

G PRO Xは普通のメカニカルキーボードと同じようにかなり厚みがあり、リストレストなどで腕の高さを調整する必要があります。それに対して、G913 TKLは非常に薄型でリストレストを使わなくても問題ありません。

キーボードの角度調整は両方とも2段階に角度を変えることができ、角度による使用感の違いは感じません。

打鍵感の比較

打鍵感の大きな違いはキーストロークとアクチュエーションポイントの違いです。

キーストローク
  • G913 TKL:2.7mm
  • G PRO X:3.7mm 又は 4.0mm(軸種類で変化)
アクチュエーションポイント
  • G913 TKL:1.5mm
  • G PRO X:2.0mm 又は 1.9mm(軸種類で変化)

上記から判断できるように、G913 TKLは一般的なメカニカルスイッチより浅く作られています。打鍵時の指に伝わる感触が大きく異なり、深みのある押し心地はありません。

個人の好みになってしまいますが、私はG913 TKLの方が使いやすいと感じました。理由は、キースイッチを深く押し込まなくいいため、指の移動がスムーズに行えるからです。

接続方式の比較

G913 TKL LIGHTSPEED対応

G PRO Xは有線接続ですが、G913 TKLは無線接続に対応しています。私がG913 TKLを購入した最大の理由でもあり、通信遅延のないワイヤレスゲーミングキーボードが欲しかったからです。

使用する机の上は綺麗に使いたいため、可能な限りケーブルレスにしたいと考えています。一般的にゲーミングデバイスは通信遅延が命取りになるので、多くのメーカーが有線接続を採用します。

G913 TKLを使うようになり机の上からUSBケーブルが一本減りました。たった1本ではありますが、ずいぶんと机の上がすっきりしたと思います。

価格の比較

G913 TKLの価格はG PRO Xの2倍以上の差があります。この非常に大きな価格差はワイヤレス接続の対応有無が原因です。G913 TKLの有線でテンキーありモデル「G813」は、約16,000円でG PRO Xとさほど変わりません。

Logicool G ゲーミングキーボード G813-LN 有線 リニア 赤軸 薄型 静かなタイピング GLスイッチ 日本語配列 LIGHTSYNC RGB USB パススルー ゲーミング キーボード メカニカルキーボード G813 PC window mac Chrome ブラック 国内正規品 【 ファイナルファンタジー XIV 推奨モデル 】
Logicool G(ロジクール G)
¥23,679(2024/10/09 02:05時点)
【Logicool G G813 ハイエンド 有線ゲーミングキーボード】革新的な3種類の薄型GLスイッチを初搭載、極限の薄さを実現した流線型デザイン、LIGHTSYNC RGB、プログラム可能なGキーをフル装備した最高級モデルです。

ワイヤレス接続に価格差の魅力を感じられない場合は、有線接続のG813も購入検討に入れていいと思います。ただし、テンキーありモデルしかないので、テンキーレスでなくてもいい人向けです。

まとめ

Logicool G913 TKLはゲームだけでなく、普段使いのキーボードとして使って頂きたい性能です。キーストロークの浅いメカニカルスイッチが、これほどまでに使いやすいとは思っていませんでした。

このキーボードクラスになると、他の候補としてはRealForceやHHKBといった静電容量無接点方式になります。静電容量無接点方式のキースイッチは独特なスコスコした打鍵感が人気ですが、私はあまり好きではありませんでした。

やはりメカニカルキーボードのしっかりと打ち込んでいる打鍵感が好きです。

当たり前ですが、Logicool G913 TKLは高級なゲーミングキーボードなので、ゲームを快適に行うための機能が多数搭載されています。

30,000円クラスのキーボードでも使いやすければ買ってもいいと思う人に、ぜひ使って欲しいと感じました。

Logicool G(ロジクール G) ゲーミングキーボード テンキーレス ワイヤレス G913 TKL 薄型 GLスイッチ タクタイル 日本語配列 LIGHTSPEED 無線 Bluetooth 接続対応 LIGHTSYNC RGB G913-TKL-TCBK 国内正規品
Logicool G(ロジクール G)
¥31,130(2024/10/09 02:05時点)
【Logicool G G913 テンキーレス ワイヤレスゲーミングキーボード】LIGHTSPEED ワイヤレス、3種のGXスイッチ、LIGHTSYNC RGBなど先端の機能を装備した上級モデルG913はコンパクトサイズのテンキーレス版が登場。

コメント

タイトルとURLをコピーしました